2011/05/20
PTSDフォーラムに参加して #ptsd_jp
もう先週の木曜になってしまいましたが、都内で開催されたPTSDフォーラムへ行って来ました。
まずは、現地でのボランティア活動の様子が報告されました。
主に子供達のケアが目的で行かれたそうです。
精神的なショックから、楽しい場に入ってこられない子供達も居たり、
小さな子供を抱えながら、避難所でストレスフルな生活を強いられているパパやママ。
父子家庭、母子家庭になってしまった人。若い人達にもショックが見られたそうです。
現地へ行かないと分からない色々な事。
仮設に入ってから孤立することも心配されます。
とても「頑張ろう」などと言える状況でないのは確かで、中・長期的なケアが必要です。
一時的なボランティアとして「今の大変」を支えるだけでなく、「ずっと先の大変」も
支える必要がある、友達になる必要があると報告されました。
そんな中で感じられた、必要なボランティア・スキルというものが挙げられました。
・自分で行く(進んで行く姿勢)
・健康である(現地で病気になっては、かえって迷惑をかけます)
・指示待ちせず自分で動く(柔軟な思考が必要)
・コミュニケーションが上手
・フレキシビリティがある
・視野が広い
・無理をしない
・与えるではなく寄り添う(上から目線は厳禁である事)
・約束を守る(「また来るね」と言ったら、必ずまた行く事)
・自分らしく
・笑顔
鬱専門カウンセラーの方からは、顔と顔をつきあわせた姿勢が必要とも報告されました。
また、一緒に「居る」事の大切さ。物理的にも精神的にも、居場所、よりどころとなる事。
一緒に「考える」事の大切さ。共に支え合い、Togetherする事の大切さが伝えられました。
そして、安易に「分かります」と言ってしまうのでなく、気持ちを教えて貰うことの大切さ、
分かろうとする気持ちが相手に伝わると言うことも大事であると伝えられました。
また、ほめる、ありがとうの気持ちで接する事も必要であるとされていました。
具体的には、「あなたの笑顔が見られて良かった」「よく今日まで生きてきてくれましたね」など。
スキンシップの大切さや、自分自身が元気である必要性も示されました。
向き合うと、感情がひきずられてしまう事がありますが、それは向き合っている証拠。
愚痴を言える人を自分の回りに確保し、ニュートラルに戻れるようにする
必要性も付け加えられました。
PTSDに関しては、「物事が落ち着いてから発症する」ことや、
「本人も何が起こっているのか分からない。自覚しにくい」点が挙げられました。
セルフケアとしては、
心拍数が早いときは呼吸を整えてみる。
外に依存するのではなく、自分を信じようとする努力。
昔と今を比べず、元に戻そうとせず、今ある物から作り出せる生活をする事。
自分に「変える力」がある事を信じる。
などが挙げられました。
周囲が出来ることとしては、
本人のペースを見守りながら、無理に引っ張り上げようとしない事。
相手の求めている物を提供してあげる事が挙げられ、
「怖がってイイ」、「気持ちや体に変化が起きるのは当然」と肯定、受容する必要性が。
「大変でしたね」「お辛かったでしょう」「よく頑張られましたね」など共感すること。
心の内にたまったものを吐き出させ、話しをすることや、子供であれば
遊びを通して外へ向けての吐き出しをさせる事。
例年の行事などを行うことで明日を感じられるような「前向きな行動」へ導くことが挙げられました。
まず大事なのは、安心、安全な環境を確保すること。
思い出すものから初期は遠ざけ、少しずつ慣らすこと。(フラッシュバックからの回避)
回復には時間がかかって当然であり、長い目で見ることの大切さが言われました。
今後のTwitterでの私の活動の背中を押してくれる、とても良いフォーラムでした。
私の考えの後ろ盾をもらったような気がします。
とはいえ、そろそろハネムーン期と言われる時期から、幻滅期に入る頃。
ツイートの内容をどう変えていくのか頭の痛いところですが、無い知恵絞って
色々と考えていきたいと思います。
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